山陰酸素工業株式会社さま
メンターとしてフリーランスを活用 | イメージを言語化し人的資本経営を実現
2025/04/25

山陰酸素工業株式会社さまは、1946年に創業した、鳥取県に本社をおく各種ガス及び関連機器を取扱う企業です。家庭用から産業、医療用など様々な分野で使用される高圧ガスと関連機器を主事業とし電力販売、ハウジング事業まで幅広く提供されています。
人的資本経営を推進していくにあたって、それに関する考え方や施策を一からスタートする必要があり、メンターとしてフリーランスを活用されました。
今回は朝山 俊介さまに、フリーランスを活用したきっかけやその成果などを伺いました。
フリーランス活用を選択した背景について

貴社のビジネスモデルを教えてください
朝山さま:当社は1946年9月に創業した、産業・医療用の高圧ガスや家庭用ガス、関連機器などを取り扱う会社です。山陰ではトップクラスのシェアを持ち、山陰域外にも関東、関西、九州などに7ヶ所の拠点があります。
また高圧ガスとは別に、電力販売やハウジング事業なども行っています。加えて、昨年度より、全国のベンチャー企業を支援していくため、CVC推進室も設けました。
どのような課題があったのですか?
朝山さま:当社には、自動車販売を行う会社や食品を扱う会社などのグループ企業も存在します。これらを含めた山陰酸素グループとして、代表の並河は「社員の幸せにフォーカスした経営」を打ち出しました。
しかし、いわゆる人的資本経営を推進していくにあたって、社内へ展開していくためのノウハウがない状態だったのです。これまでの人事部のやり方に新しいものを取り入れていくため、その推進部署として人材開発グループを新設しました。
なぜフリーランス活用という手段を選択したのですか?
朝山さま:人材開発グループを設けたものの、はじめは施策を一からスタートするための壁打ち相手さえいない状態でした。
グループ長である私も営業としての経験が長かったため、人事に関しては、外部有識者からの助言が必要だと考えていました。
そのような状況下で、代表の並河が経営者向けのマッチングプラットフォームで御社と出会い、サービスの紹介を受けたことがきっかけです。
Hajimariへどのような人材をオファーしたのですか?
朝山さま:人事制度設計や人材育成、組織文化改革についてスキルや経験をお持ちの方で、当社と伴走していただける方をオファーしました。
山陰酸素工業株式会社さまへ参画したフリーランス
Y.Yさん42歳株式会社パソナテック、株式会社モブキャスト、株式会社エードット(現株式会社Birdman)を経てフリーランスとして独立
0から人事部の立ち上げを行うことができるほか、複数社にてIPOまでの一連の業務を経験。主にIT、広告、人材領域に深い知見を持っており、採用はもちろん組織設計〜評価、育成まで人事全般の業務を担当。
フリーランス活用の成果について

Y.Yさんにはどのようなポジションで入ってもらいましたか?
朝山さま:人事部では、毎週ブレストミーティングを行っており、そこで目標や計画立案、具体的な施策などを決めています。Y.Yさんには、メンターとして、そこに向けての材料提示や肉付けを行うサポートをしていただきました。
また、タレントマネジメントシステムや教育Webコンテンツの導入についてもお手伝いいただきました。
Y.Yさんはどんな方でしたか?
朝山さま:相手が何を考えているのかを読みながら、自然とそれを汲み取って動いてくださる方です。
私に足りない人事分野の知識を横から補足してくださったり、ミーティングなどでも当たり前のようにメモを取ってくださっていたりと、とても助かっています。
Y.Yさんにどのように課題解決を進めてもらいましたか?
朝山さま:まずはバックキャスティングの手法を取り入れ、当社のビジョン達成に繋がる「会社として求める人材像」を言語化する作業から始めました。それをもとに、「Sanin-Sanso Style Book」という冊子を作成し社員に配布し、当社の価値観や判断基準などを浸透させていきました。
現在はこれに基づいて人材開発を進めており、人事評価基準の作成や施策の組み立てなどもY.Yさんにサポートいただきながら行っています。
Y.Yさんが参画した成果はどうでしたか?
朝山さま:前述の通り、人材開発という部分で幅広くサポートいただきました。バリューの策定や評価制度の刷新、システムの運用支援などで成果が出てきているように感じています。
フリーランス活用という手段について

プロパートナーズを活用してみていかがでしたか?
朝山さま:率直に、活用してよかったと思っています。
やはり、自分たちではY.Yさんのような人材を探してくること自体が難しいのですが、プロパートナーズを活用したことで、求めているスキルを持つ人材と出会うことができました。
山陰酸素工業株式会社さまにとってフリーランス活用という手段とは?
朝山さま:人材育成にもっと力をいれていかなければならないとき、コンサルタントを頼る企業がほとんどだと思っています。しかし、そういったものだとお金もかかり、どんなに正しい方法を提示してもらっても自社に合うとは限りません。
フリーランスであれば、豊富なスキルや経験を持っており、かつフィーリングの合う方と一緒に施策を進めていくことができます。
組織のカルチャーや事業内容を理解しつつ、最適な形を提案してくださるため、当社にはフリーランス活用という手段が合っていると思います。